あれから4度目の今日に想う。
足許に生える草は、
何度踏まれてもまた芽を吹く。
不思議なもので、
きっとあの街にもそろそろ
新しい花の蕾が膨らんでいることだろう。
「今を生きる」ということ。
手垢のついた言葉だけれど、
本当にそれしかないのだと思う。
あの日を教訓に、何を子供たちに伝えるか。
あの日を教訓に、何を手許に残し、そして手放すか。
僕も、そんなことを改めて考える1日を過ごしたい。
これからもっと素晴らしい未来をつくるために。
本当の意味での“復興”を成し遂げるために。
僕は信じる。
人の力を。
僕は信じる。
この国の力を。
今日という日を迎えるにあたり、
この場を借りて、震災で失われた尊い命に
衷心より哀悼の誠を捧げつつ、
今を生きるひとりひとりへ心より敬意を表します。